気になる入れ歯の臭いの原因と正しい対策方法

はじめに

健康な歯と同じく、入れ歯も日ごろのお手入れが大切です。適切なケアを怠ると、お口の中だけでなく全身の健康にも影響が出ることもあると言われています。

また、臭いの原因になることもあります。

ここでは入れ歯の臭いの原因や対策法などについてお教えします。

入れ歯の臭いに悩まされている方はぜひご参考になさってくださいね。

 入れ歯のメリット&デメリット

入れ歯は優れた治療法ですが、メリットもあればデメリットもあります。

ここでは入れ歯のメリットやデメリットについてご紹介しましょう。

最近インプラント治療が広く行われるようになりましたが、それ以前の主な治療法は入れ歯でした。入れ歯はインプラントのように骨に人工歯根を埋めこむ手術が必要ありません。

入れ歯は、人工歯を装着するために両隣の歯に針金をかけ床を入れ歯の下に作る治療法です。

メリットとしては多くの歯を失った場合にも治療できることです。

また、残された健康な歯を傷つける固定できることで、入れ歯以外にもブリッジやインプラントなどの治療法があるものの、ブリッジは両隣の歯を多く削ることが多いです。ですが、入れ歯だと健康な歯を削らずに済み、針金で固定するだけです。

ただ、入れ歯にもデメリットがないとは言えません。

最大のデメリットとして針金で入れ歯の両隣の歯へ負担がかかることで、噛む回数が増えるとその振動で針金のかかった歯に悪影響が及びます。

そうなると、健康な歯の寿命が短くなる可能性があります。

また、きちんとケアをしていないとすぐにガタガタするのも入れ歯のデメリットだと言ってもいいでしょう。

入れ歯の臭いの原因

入れ歯を使用している方の割合はブリッジを含めた場合75歳以上の方で9割にも達すると言われており、年齢が上がれば上がるほどこの割合は高くなるそうです。

部分入れは1~数本程度の歯をなくした場合に行われる治療で、55~64歳の方のうち5人に1人は行っているそうです。

入れ歯にするまで口臭は気にならなかったのに、入れ歯にしたことで口臭が起きるようになったという方がいらっしゃいます。

入れ歯を入れている方はそうでない方と比べると口臭がおきやすくなっており、それはお口の中の疾患に加え入れ歯から臭いが起きるからです。

では、どういった原因で入れ歯が臭うのでしょうか?

入れ歯の周りの健康な歯からの臭い

歯磨きがうまく行われていないと、お口の中のプラークがたまっていき口臭が起こります。

入れ歯は健康な歯に針金をひっかけて使うので、針金がかかっている歯はそうでない歯と比べると汚れが付きやすい状態です。このように、針金によって唾液の洗浄効果が十分に発揮されていないと、歯に汚れがたまっていき口臭が起きることがあります。

プラスチック製の入れ歯によるもの

また、入れ歯でない方と比較して入れ歯の方の方が口臭がひどくなるのは虫歯や歯周病などに加え入れ歯自体が臭っているからです。

保険が使える入れ歯だと、粘膜と人工歯に乗っている床と言われるところの素材がプラスチック製のものが多いです。

この場合、壊れても修理しやすいメリットがあるものの、柔らかく水分を吸収しやすいので汚れやにおいが付きやすいという特徴があります。

洗浄が不十分

入れ歯がプラスチック製の場合、目には見えないほどの細かな気泡が多くあり、そこに細菌が侵入するため臭いが起きることがあります。

咀嚼機能の低下

加齢に伴い咀嚼機能が落ちると、噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。

悪い噛み合わせで噛み続けると、同じところに食べもののかすがたまってしまい、洗浄が十分でないと細菌がどんどんたまっていき臭いが発生することがあります。

入れ歯による口臭を防止する方法

適切なケア

入れ歯に付着する汚れはプラークが原因です。うがい程度では落とせないため入れ歯を外して入れ歯専用歯ブラシを使用しブラッシングした後、流水できれいに洗い流しましょう。

なお、部分入れ歯の場合は針金の周囲に特に汚れが溜まりやすいため、ていねいにブラッシングしましょう。

部分入れ歯は複雑な作りになっており、汚れが落としきれないことが多いです。

さらに、入れ歯を入れている周りの歯をきれいにする必要があります。

入れ歯と隣り合っている歯は特に汚れが溜まりやすくなっているため、ていねいにきちんとブラッシングするようにしましょう。

食べもののかすが残ると、細菌の栄養分になることが多いです。

また、プラークは寝ている間に特に活動しやすいため寝る前は必ず入れ歯を外し、寝ている間は入れ歯洗浄剤につけておくようにしましょう。

熱いお湯で洗うと入れ歯の変形の原因になるためぬるま湯か水で洗うようにしましょう。また、入れ歯は欠けたり割れたりすることがあるため、落としたりしないように注意しましょう。

お手入れしている間に壊れないよう前もってプラスチックの容器や洗面器などに水をはり、その上でケアしましょう。

入れ歯のお手入れはできれば毎食後に外して行いましょう。歯ぐきにもプラークや食べもののかすがついていることがあるため、入れ歯を外したらうがいを行いましょう。

歯周病を予防する

入れ歯のお手入れも適切に行っているにもかかわらず、口臭が起こる場合は入れ歯の針金をひっかけている周りの歯ぐきに炎症が起きていることが多いです。

入れ歯の構造は複雑なので隣の歯に汚れが溜まりがちです。そうなると、歯に溜まった汚れによって歯ぐきが侵され歯周病になることがあります。

歯周病にかかっている歯ぐきからは膿が出たり、血が出たりしてそれが口臭の原因になることが多いです。

まとめ

入れ歯の臭いは大変気になりますよね。入れ歯の臭いの原因が分かれば、その対策を適切に行えるはずです。

ここでご紹介した入れ歯の原因を理解していただき、対策法を取っていただいて口臭を防止してくださいね!

もし、入れ歯について不安や疑問に思うことがあれば、かかりつけのクリニックでなんでも相談してみましょう。

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