安心して治療を受けるために知っておきたいインプラントの注意点

はじめに

インプラント治療は歯ぐきを切開しあごの骨にインプラントを埋め込む手術が必要なので、麻酔を使うため患者さんによっては手術中にトラブルが起きるリスクがあります。
ここではインプラント治療を受ける際に知っておきたい注意点についてご紹介しますので、治療についての不安要素を取り除いてから治療に臨んでくださいね!

インプラント手術前の注意点

スケジュールに余裕を持つ

インプラント手術を受ける際には麻酔を投与するため一般的な歯科治療と比べても痛みや腫れが少ないですが、お薬が切れる頃に軽い腫れが起きることがあります。
ですので、スケジュールを立てる際に余裕を持っておくようにしましょう。
手術後安静にできるように予定を立てておきたいものです。

服用中の薬の申告

現在、服用している薬がある場合は、治療前に必ず医師に申告しましょう。
特に、心筋症や弁膜症などでワーファリン、アスピリンといった抗血栓薬を服用している場合は必ず申告する必要があります。

手術前夜はしっかり睡眠を取る

インプラント手術前の夜は不安で眠れない…という方もいらっしゃるかもしれませんが
なるべく、きちんと睡眠を取っていただき翌日の手術に臨むようにしましょう。
また、不安なことは早めに医師に相談しておきましょう。

飲酒を避ける

前の日の夜の飲酒は控えておく方が無難でしょう。

 

インプラント手術後の注意点

うがい

手術した当日は強くうがいをするのは避けましょう。
うがいを強くしたり頻繁に行うと血が止まりづらくなったり、治癒が遅くなったり、痛みが起きることがあります。
通常だと唾液に血が混ざることがありますが、出血が多い場合には清潔な脱脂綿やガーゼなどを傷口に当てたままで噛んでおくと収まるでしょう。
それでも血が止まらないという場合には手術を行ったクリニックを受診しましょう。

薬の服用

手術直後は鎮痛剤を処方されますが、その後まだ痛みがあるようなら鎮痛剤をさらに服用しましょう。
また、痛みがない場合も鎮痛剤以外の処方薬は体に異常がない限り指示された通りに服用するようにしましょう。
抗生物質を処方されることがあるでしょうが、必ず飲み切るようにしましょう。

食事

食事は麻酔が完全に切れたら、手術した反対側で噛むようにして柔らかいものから摂りましょう。
手術した部位に刺激があると細菌感染の原因になったり、インプラント手術後の治癒が遅くなり失敗する可能性があります。
また、熱いものもできれば避けり様にしましょう。

腫れや内出血

顔が腫れたり内出血することも患者さんによってはあるようです。
腫れについては数日程度がピークになるので、その間は冷たい湿布で冷やしておくといいでしょう。
ただ、氷など極端に冷たくすると逆に治癒が遅くなるため避けましょう。
また、内出血については自然に消えていくため心配する必要はなさそうです。

 

 

メンテナンスの重要性

インプラント治療における注意点としては手術後のメンテナンスをしっかりすることがあります。
それはメンテナンスを怠るとインプラント周囲炎になってしまうからです。
インプラント周囲炎とは治療後にしっかりメンテナンスを行わなかったことにより起きる歯周病のことで、人工歯根と土台を結合しているところに炎症が起きます。
インプラントは人工物なので神経が通っていません。
なので、初期段階では自覚症状がありませんが、進行すると歯槽骨まで及んでしまい最悪骨が溶けてきます。
そうなると、最悪せっかく治療したインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。

自宅でのセルフケアをしっかりと行う

特にインプラントの周りは天然の歯以上にしっかりとケアしなければなりません。
クリニックでブラッシング指導を受けるなどし、日ごろの生活の中でしっかりとセルフケアを行いましょう。
また、インプラントは人工物ですので汚れが付きやすくなるため、歯磨き以外に補助的なアイテムも併用してケアするようにしましょう。

デンタルフロス


歯ブラシだけでは落としづらい歯と歯の間の汚れをしっかりと除去できます。
デンタルフロスを歯と歯の間に入れて下から上に動かして汚れを除去していきましょう。
ただ、その際に力を加えすぎると歯ぐきに傷がついてしまうかもしれません。

ワンタフトブラシ


歯ブラシと比べてヘッドの部分が小さくなっており細い毛束状になっています。
歯ブラシでは落としづらいところをピンポイントで綺麗にできるすぐれものです。
奥歯のインプラントや根元などに毛先を当て、歯に付着した汚れを除去していきます。
ただ、お口の中全体をこれだけでブラッシングするのは手間なので歯ブラシを使った後に補助的に使うようにしましょう。

クリニックでの定期検診を受ける

クリニックでインプラント手術を受けたら患者さんの状態に合わせて数か月に1度定期検診の案内が届くはずです。
クリニックによっても違いますが、次のような内容でメンテナンスが行われます。

レントゲンを撮る

骨の状態などをレントゲンを撮って確認します。

噛み合わせを確認する

お口の中の噛み合わせは時間の経過とともに変わっていくため、ずれが起きていれば人工歯を削ったりして対応します。

歯ぐきや歯のチェック

歯ぐきや歯を診察し炎症や汚れの状態をチェックします。
また、インプラントに破損個所がないかどうかも診ていきます。

クリーニング

歯磨きだけでは除去しきれないがんこな汚れを専用の機器を使って取除いていきます。

ブラッシング指導

汚れの付き加減によりブラッシング指導や日ごろの食生活に問題がないかどうか確認し、最適な方法を指導したりもします。

まとめ

手術がたとえ成功したとしても、インプラントをずっと安全に使い続けるためにはメンテナンスが必要不可欠です。
また、保証期間内だとしてもメンテナンスがいい加減だと保証対象外になることもあるため注意しましょう。
忙しくてメンテナンスが難しいなら入れ歯治療やブリッジ治療を考えた方がいいかもしれません。
逆に、しっかりとメンテナンスを行うことで何十年も使い続けられるのがメリットです。
インプラント治療を行うことになったらここでご紹介した注意点を守っていただき、安心安全に治療を受けるようにしてくださいね!

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