種類や使用箇所によって変わるインプラント治療の費用について

はじめに

インプラント治療とは歯をなくしてしまったところに人工歯根を埋め込んで人工歯を装着するものです。
さまざまな種類があり、国内だけでなく世界中で行われている方法はスウェーデンのブローネマルク氏が開発した方法です。
このインプラント治療は種類や使う場所によって費用が変わってきます。
ここでは種類別、使うところによっていくらくらい費用がかかるののかについてまとめてみました。

インプラントの構造

現在、国内外の多くの会社がさまざまな特色を持つブローネマルク式インプラントを開発販売していると言われています。
ですが、構造はどれも共通しており、人工歯根上部構造でできています。
素材はどれも共通でチタンという金属が主流となっており、これは人体と親和性が高く優しい素材です。
金属アレルギーの心配がないですし、骨とよくなじみ強度面でも非常に優れています。
各インプラントメーカーはチタン製の歯根にハイドロキシアパタイトなどをコーティングし、他社との差を出して工夫をしています。

インプラントの費用相場

全国のクリニックを対象としたインプラントの費用についての調査によれば、2011年のインプラント治療の平均は32万5千円だったそうです。
ただ、それぞれの患者さんにより治療法や難しさなども違うので、これがそのまま費用とは言い切れませんが、ほぼ良心的なクリニックの相場検査や診断料などを含め30~45万円程度のことが多いです。
ただ、1本当たりの価格差が40万円近くあったというのも事実で、その理由は患者さんの治療内容やお口の中の状態、人工歯の種類や手術の難易度・・などによるものです。
さらに、インプラント治療にかかる費用は自由診療なので、それぞれのクリニックが自由に決められるからでしょう。
つまり、安いから粗悪品を使っているとか、高いから良質なものを使っているとは言い切れません。
インプラント治療の費用はそれぞれのクリニックによって技術力や設備、器具などを考慮して決定しているからです。

医療費控除が使える

余談にはなりますが、インプラント治療は医療費控除の対象になっているため申請することをおすすめします
医療費控除とは納税している人と同じ世帯の家族が医療機関で治療を受けた場合、年間の合計金額が10万円以上になった場合、税金の一部が還付されるものです。
たとえば、検査代、診断料、インプラント治療にかかる費用全て、通院代などを確定申告すると税金が一部戻ってきます。
ただ、確定申告の際には領収書が必要になるため、医療機関などっでもらった領収書は保管しておくようにしましょう。

インプラント治療の費用の違い

・種類によるもの

インプラント治療に使用される素材によっても費用は変わってきます。
たとえば、使われる被せものがジルコニアセラミッククラウンの場合には20万円程度かかります。
オールセラミッククラウンだと7~17万円程度で、ハイブリッドセラミッククラウンなら5~15万円程度のことが多いです。

・場所によるもの

前歯をインプラント治療する場合、総額は30~45万円程度になることが多いです。
インプラント手術自体は15~35万円程度になることが多いですが、さらにレントゲン撮影代や模型作成代などが加わり、歯科医師の診断料や抜歯治療代、人工はやねじ代、仮歯代・・などが別にかかってきます。
さらに、初診料やカウンセリング量、麻酔代や管理費などが別にかかるクリニックもありますので、前もって確認しておきましょう。
もし、ネットなどでインプラント治療が格安の○万円でできる・・などと書いていても、手術代だけを言っていることがあるので十分に注意しましょう。
次に奥歯をインプラント治療する場合の費用ですが、1本当たり30~45万円程度のことが多いです。
ネット検索などで10万円程度でインプラント治療を行っているところがあったりします。
インプラント治療が安く受けられるならそういった安いクリニックを選びたくなるのは当然です。
ですが、安いからと言って安易に格安インプラント治療を受けるのは考えものです。
格安インプラント治療ができる理由とはいったいどういうことなのでしょう。
技術が低い、経験があまりない、インプラントの素材がよくなり、保証制度が付いていない・・など、安心で安全な治療が受けられないことが多いです。
考えていただきたいのはインプラント治療は手術が必要な治療ということです。
つまり、自由診療のインプラント治療の料金設定はクリニックの歯科医師の技術力や設備、器具、使用しているインプラントの素材などによって変わってくるということですね。
最近インプラント治療を行うクリニックが増えたため、経験や技術の乏しい歯科医師が治療を行ってしまい、治療後にトラブルが起きることが増えているそうです。
そうなると、結果的に再治療になるので治療費が高くつくことになりかねません。
つまり、費用面だけでなく歯科医師の技術力や使われるインプラントの質、クリニックの設備や器具などを十分考慮した上で、本当に信頼できるクリニックかどうかを判断して選ぶようにしましょう。

まとめ

インプラント治療は歯がなくなった時の治療法として大変優れた治療法です。
入れ歯やブリッジのメリットを兼ね備えていると言ってもいいでしょう。
ですが、現在保険が効かない治療法なので費用が高くなります。
さらに、多くの歯を失っている場合はその分費用がかさむため入れ
歯と組み合わせたり、ブリッジタイプにすることもあります。
インプラント治療は終わったらそれで全て終わるものではなく、ご日ごろのセルフケア意外にクリニックでの定期的なメンテナンスが重要です。
ケアをいい加減にしているとインプラントの周りで細菌が繁殖してしまい、歯ぐきが腫れてきたり、インプラントの周りの骨が侵されてしまいインプラントがぐらつきだし、最終的に抜け落ちることもあります。
そうなると、いくら安く治療が受けられても再度治療が必要になるため高くつく・・ということになります。
ぜひ、日ごろのケアと定期的なクリニックでのメンテナンスを受けていただき、できるだけインプラントを長持ちさせて下さいね。
そうすれば、結果的に余計な費用がかからずに済むはずですよ!

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