一回法と二回法のそれぞれのメリットについて

インプラント治療には1回法と2回法の二つの手術法があり、ネットなどではさまざまな意見があり迷うところですが、本当のところはどちらがいいのでしょうか?

ここでは、インプラントの1回法と2回法の特徴やメリットなどについてお教えしましょう。

インプラント治療が治療が必要なケースとは

ではまず、インプラント治療が必要なケースとはどういった時なのでしょうか。

まず、何らかの理由で歯がなくなってしまった場合、審美性が損なわれますし、口内に違和感が生じます。

たとえば、前歯は特に見た目の綺麗さが問われる場所ですし、しっかりと噛む力が必要な奥歯はインプラントが最適だと言えます。

虫歯が進行してしまい歯の質が弱くて薄い場合

根の先に膿があったり、それが治療不可能な場合などの抜歯が必要なほど悪い場合でも、インプラント治療を行えば周りの歯に負担がかからず自然な歯を手に入れられます。
また、すでに入れ歯やブリッジを入れていてトラブルがあったり、今以上に快適な生活を送りたいと考えている方にもおすすめです。

はじめは保険適用の入れ歯やブリッジを入れたものの、その違和感に耐えられず、インプラントを行うという人も多くします。

ですが、いったんブリッジで治療してしまうと歯を削ってしまっていたり、入れ歯をすることによって周りの歯に負担がかかり弱っているため、インプラントにすることが難しいくなってしまいます。

なので、できる限り入れ歯やブリッジをする前に同時にインプラントについてもクリニックで相談してください。

とは言え、インプラントも万能の治療とは言い切れません。

次のようなケースでは要注意です。

  1. 歯の治療は全身にかかわる治療ですので、傷が治りにくい体質の方の場合は手術時に大変注意を払う必要がある
  2. 高齢の方も外科手術のリスクについてじゅうぶん配慮が必要
  3. 妊娠中や糖尿病の方、あごの骨が少ない方やヘビースモーカーの方もインプラントが行えない場合がある
  4. 慢性的な歯周病で抜歯を行ったところにインプラント治療をした場合には、虫歯やけがなどでインプラントを行った時に比べると2割程度生存率が低下する

手術の流れ

1回法

①局所麻酔を行って歯茎を切開してからあごの骨に人工歯根を埋入するための穴をあけていきます。

②インプラントを埋め込み、アバットメントを取り付けますが、アバットメントが歯肉の上に出ている状態にしておきます。

③インプラントがあごの骨と結合したら人工の歯を取り付けます。

なお、1回法の治療期間については手術から治療が終わるまでの期間は上あごの治療期間として3~4か月程度、下あごで2~3か月が一般的です。

2回法

①麻酔を行って歯ぐきを切開し、あごの骨にインプラントを埋め込むための穴をあけていきます。

②インプラントを骨の中に埋入し、その上に歯肉をかぶせていきます。

③インプラントがあごの骨と結合するのを待ちます。

④2次手術は、インプラントがあごの骨と結合しましたら歯肉を切開し、1次手術で埋入したインプラントにアバットメントを取り付けていきます。

⑤切開した歯肉が治れば人工の歯を取り付けます。

治療期間としては、上あごの治療で5~7か月程度、下あごで3~4か月程度が一般的です。

それぞれの特徴とは

それでは、それぞれの特徴ついて見てみましょう。

1回法

  • 1回法は外科手術が1回だけで済む治療法で、歯肉の切開が1度だけなので患者様の負担が少ないです。
  • 最終的に人工の歯を入れるまでの行程が難しくないため費用が安く済みます。
    ただし、十分な骨があることが必要になります。
  • 骨の厚さや高さが不足しているなどの骨の再生方を併用する場合は、2回法よりむしろ感染のリスクが高まると言われています。
  1. 1回法ではアバットメントを取りつけずにインプラント体に直接人工歯を装着する1ピース型のインプラントを使う場合
  2. アバットメントをつけて人工歯を装着する2ピース型のインプラントを使う場合

2回法

2回法の特徴としては歯肉の切開を2回行うので、1回法と比べると患者様にとって負担が大きいです。

ただし、ほとんどの場合で適用できます。

歯肉を閉じてからしっかりと期間を取るので、感染症の可能性が低くなります。

メリット

1回法

  • 1回法のメリットとしては手術が1回のため、患者の負担が少なく2度手間がない点です。
  • 人工の歯を取り付けるまでの期間が短いので治療期間も短くなります。

2回法

2回法では人工歯根を埋め込んで骨と人工歯根がしっかり結合してから2回目の手術を行っていきます。

この2回法のメリットとしては、1回法と比べた場合、感染のリスクが低いということでしょう。

さらに、あごの骨の量が少ない方の場合でも骨再生骨移植を行えば治療できるなど、ほとんどの方で適応される点ですね。

デメリット

  • 1回法と2回法を比較する際に、やはりデメリットについても知っておいた方がよさそうです。

1回法

  • 1回法は骨移植や骨再生などを行った場合、2回法に比べ感染のリスクが高い点でしょう。
  • あごの骨がじゅうぶんな方でないと適応できないという点があります。

2回法

  • 2回法は手術が2回なので患者の負担が大きいという点が挙げられます。

どちらの術法を選択するかはまずご自分のあごの骨の状態をチェックしてもらう必要があります。

もし、どちらか選ぶ場合には歯科医師としっかり相談した上で適切な術法を選びたいものですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

インプラント治療には1回法と2回法があり長い時間がかかる治療ではありますが、本当に長いのは治療してからです。

歯のトラブルなどでクリニックに行く場合、その歯がインプラントの隣の歯であれば注意が必要です。

とても緻密な治療が必要となるため、その際にも必ず信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。

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