虫歯予防にも重要なプラークコントロールの基礎知識

はじめに

みなさんはプラークコントロールという言葉を一度くらいは聞いたことがあるはずです。
最近ではテレビのコマーシャルなどでもよく使われていますよね?
このプラークコントロールは虫歯や歯周病予防のために大変重要なことだと言われています。
今日からでもこのプラークコントロールを始めてみませんか?
ここではプラークコントロールとは何か、その重要性や方法などについてもご紹介してみますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

プラークとは

そもそもプラークとは歯垢のことで、粘着性のある歯にこびりつく物質のことを言います。
成分の8割は微生物や細菌などで、残りは役目を終えた粘膜や免疫細胞からでた垢などだと言われており、このプラーク1ミリの中に1億個以上もの細菌があるというから驚きです。
つまり、プラークは細菌の塊なので歯周病や虫歯の原因になりますし、セルフケアできちんとプラークを取り除かないままでいると、唾液の中のカルシウムと結合して歯石になってしまうのです。
まだプラークの段階ですとブラッシングで取り除くことができますが、歯石にまでなってしまうと歯にしっかりついてしまうため、セルフケアで落としきることができなくなって、クリニックで取ってもらうしかありません。

プラークコントロールとは

プラークコントロールと聞くと日ごろの歯磨きをイメージする方が多いでしょう。
ですが、プラークコントロールとは歯磨きだけでなく、お口の中の環境をきれいに保つために必要な条件のことを言います。
プラークコントロールを怠れば、歯周病や虫歯になってしまうと言われています。
では、具体的にどういったことをするのでしょうか?
プラークコントロールを行うということはお口の中を健康に保つためにプラークを取り除き、歯に付着しないようにすることを言います。
プラークコントロールはプラークを取り除いたり、予防することすべてを表した言葉というわけですね。

プラークコントロールの目的とは

歯石が付くのを防止する


プラークはお口の中で作られてから48時間経つと歯石になり、歯石は非常に硬いのでていねいなブラッシングを行ってもご自分で落とすことは不可能です。
この歯石は細菌の絶好のすみかになるためどんどん細菌が増殖してしまい、歯周病や虫歯などのトラブルの原因になるそうです。
特に歯周病になると、歯の周りの骨を溶かすほか脳卒中や糖尿病、心臓病・・などといった重い全身疾患の原因になります。
ですので、日ごろしっかりとプラークコントロールを行うことで、さまざまな疾患の原因となる歯石を作るのを防げるということになります。

歯周病や虫歯を予防できる


プラークは上でも書いた通り細菌の塊で、これらの菌から毒素が出ることでさまざまな歯科疾患を引き起こすと言われています。
プラークの中にはミュータンス菌と言われる虫歯の原因菌があります。
また、プラーク内には歯周病菌もあるため毒素が出されると歯ぐきから血が出たり、腫れたり、歯を支えている骨を溶かしたり・・ということがあります。
つまり、プラークを除去することで歯周病や虫歯を防ぐことができるわけですね。

ブラッシングしやすくなる


プラークコントロールを行えば歯の表面だけでなく、歯と歯の間は歯と歯ぐきの間もブラッシングしやすくなります。
たとえば、部屋も常にきれいに整頓されていれば、散らかったりするとすぐに分かるものですし、片付けがしやすくなります。
プラークもこれと同じで、磨き残しがあったとしても汚れを見つけやすくなりますし、プラークが付いていない歯はブラッシングしやすいというメリットがあります。

口臭を防止する


プラークの中には非常に多くの細菌が含まれているため、放っておくと口臭が起きることがあります。
たとえば、ジメチルサルファイドや硫化水素などの揮発性硫黄化合物特有のにおいが起きます。
また、歯周病や虫歯が進んでしまい膿が溜まって口臭が起きることがあります。
つまり、プラークコントロールを行うことでお口の中の疾患が原因となる口臭を防止できるのです。

プラークコントロールの方法

自宅での場合


自宅で行うプラークコントロールの一つとしては間食をコントロールしたり、歯磨きやデンタルフロスなどの補助的なアイテムを使ったものがおすすめです。
間食を頻繁にすると、プラークにとって栄養を常に与えていることになるものです。
ただ、全く間食をしないでいるとストレスになるので、間食の時間を決める、食べたら歯磨きを行う・・など工夫をしてみましょう。
最近では歯磨き粉にもさまざまなものがあり、プラークコントロールを目的としたものや、フッ素やキシリトールが入ったものなどが売られていますので、こういったものをうまく利用するようにしましょう。
どんなものを使ったらいいのか分からない時はクリニックで相談するといいでしょう。

クリニックの場合


クリニックでのプラークコントロールとはどういったものなのでしょうか?
クリニックではまず患者さんのお口の中の状態をチェックし、その状態に合ったブラッシング法を指導してくれるはずです。
さらに、歯石を取ったり、虫歯の治療も行ってくれます。
プラークコントロールがどの程度うまくいっているかはプラークを染め出す液を使えば分かります。
この液を使えばプラークが残ったところが赤く染まります。
はっきりと目で見て分かるため、磨き残しがあるかどうかをチェックできるメリットがあります。
虫歯は早期治療によってお口の中をいい状態にできるので、定期的にクリニックでチェックしてもらうようにしましょう。

まとめ

プラークコントロールについて詳しくご紹介しました。
プラークコントロールとはただ歯磨きをしていればいいということではなく、正しく行うことによって日ごろの歯磨きがしやすくなったり、歯周病や虫歯を防ぐことができるようになります。
そうすれば、全身疾患を防ぐことにもつながります。
もし、プラークコントロールについてまだ分からないことがあったら、クリニックで相談してみることをおすすめします!
正しいプラークコントロールを行って、生涯ご自分の歯で過ごせるように努めましょう!

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