「歯が痛い」今すぐ歯の痛みを和らげる応急処置の方法(虫歯についてのいろいろ~虫歯の知識~)

虫歯を放置したり、虫歯治療中に治療放棄をしている、あるいは、「歯が痛い…」そう思いながら歯医者さんに行っていない・・・当てはまる方はいませんか?

こんな状況でありながら、歯医者さんで適切な治療をしないと、突然痛みが襲ってくるものです。

今回は、そもそも虫歯とは何なのか?虫歯ができる原因とメカニズム、そして突然の歯の痛みでも、症状を和らげる応急処置の方法についてご紹介します。

そもそも虫歯ってなに?

口の中には、良い菌も悪い菌も含んだたくさんの細菌が住んでいます。

虫歯は、この口の中にいるたくさんの細菌の中でも特に、「ミュータンス菌」という細菌が出す酸によって歯が溶けてしまう病気のことを言います。

「ミュータンス菌」が酸を出す原因になるものは、「歯についた歯垢(しこう、これは細菌のかたまり)」です。食後歯磨きをしなかったり、歯磨きをしてもみがき残しがあると、歯に歯垢が残ったままの状態になります。そうすると、ますます口の中で細菌が増殖し、先ほど説明した「ミュータンス菌」が酸を発生させるのです。

虫歯になる原因は?

先ほどは、そもそも虫歯とはなにか?ということについて説明しました。続いて、虫歯になる原因についてご紹介します。虫歯になる原因は、5つあります。

歯磨きがいい加減・短時間であること

仕事が忙しかったり、毎日の家事でバタバタしていると、ついつい歯磨きを短時間に、いい加減にしてしまうものです。

歯磨きがいい加減だと、歯に歯垢が残った状態になり、歯垢が残っていると食事をするたびに虫歯菌が酸をします。そして歯垢が増えて、ミュータンス菌が盛んに働き、虫歯になってしまいます。

治療済みの歯が劣化すること

虫歯治療を終えると、歯科医院にいらっしゃらなくなる患者様も多いです。

虫歯治療をすると、金属やプラスチックを治療箇所に詰めてカバーをして、治療完了となりますが、実はこのような詰め物は3~5年経過すると劣化をします。

劣化をして痛んだ箇所や、歯の間にできた隙間から虫歯になる傾向があります。

よく、治療済みの歯の詰め物が取れた!と言いますが、これは、新しい虫歯が原因のことも多いのです。

一方、近年利用者が増えているセラミックだと、劣化することがないので、このようなトラブルが防げます。

間食が多い

先ほどもお伝えしましたが、食事をすると虫歯菌は酸を出します。また、食事の中でも糖分(甘いもの)は虫歯菌の大好物です。
1日に何回も間食をすると虫歯菌は毎回酸を出しますし、その酸に対抗する唾液が酸の勢いに追い付けなくなります。

これが決まった時間に、決まった回数で食事・間食をとっていると、酸が出るサイクルも定まり、酸に対抗する唾液も準備が整います。

しかし、不規則な食生活で、1日に何度も間食を摂ると、虫歯菌が出す酸が繁殖する原因となり、虫歯ができやすくなります。

歯の質が弱いこと

歯の質が弱いと、虫歯菌が出す酸に負けてしまいます。

歯は、エナメル質セメント質象牙質という3種の成分で出来ています。この中のエナメル質や象牙質が弱い歯を持っている方がいて、そういう方は歯の質が弱いと言えます。

ちなみに、この3種の中でエナメル質が通常見えている、歯の外側の部分です。

唾液の量が少ないこと

これも、先ほどお伝えした内容と重複しますが、虫歯菌が出す酸に対抗できるのは「唾液」です。

唾液は、虫歯菌が出した酸を中和する働きがあり、その量が少ないとこの働きができないため、虫歯の原因となります。

特に、高血圧や花粉症の薬などを服用している方は、薬の副作用で唾液が少なくなりやすいです。

また、最近は「口呼吸」をする方が増えていまい、口内が乾燥する原因となります。口内が乾燥すると、ドライマウス(唾液が少ない)の症状起こしやすくなるので注意が必要です。

病気の副作用、生活習慣でも虫歯の原因を作ってしまうことが分かります。

 

歯が痛い!痛みを和らげる応急処置

ここまで、虫歯について、虫歯ができる原因についてご説明しました。

次は、「歯が痛い!」そんな時の、応急処置方法についてご紹介します。

外側から冷やす

まずは痛む歯がある部分の頬に、濡れたタオルや氷枕、保冷剤などを当てて、外側から痛む歯を冷やします

患部を冷やすことで、血液巡りを抑えて、痛みを和らげます。ある程度冷えたら、冷えピタシートなど、患部に貼れる冷湿布をして、様子を見ましょう。

ただ、患部を冷やして痛みを和らげる方法は、痛みを感じる感覚を鈍らせるだけの、一時的なものなので、痛みが治まるものではないということを理解しておきましょう。

鎮痛剤を飲む

最も歯痛止めに効果があるものです。痛みに我慢できない場合は、ロキソニンなどの鎮痛剤を飲みましょう。鎮痛剤は、虫歯治療や、抜歯などをした後の痛め止めとして歯科医院でも処方しています。

そのため、歯科医院にお越し頂く行くまで、どうしても痛みが我慢できない場合は、鎮痛剤を飲んで、安静にしましょう。

また、鎮痛剤も痛みの応急処置であることを理解して、直ちに歯科医院にご相談下さい。

患部に薬を塗る

痛め止め以外にも、歯の痛みを和らげる応急処置として、患部に塗るタイプの薬もあります。このタイプの薬は、ドラッグストアでの販売は少なく、歯科医院で処方しているものが多いです。

もし、歯痛を和らげる塗り薬の予備や残りがあれば、清潔な手で患部に塗りましょう。鎮痛剤同様に塗った後は、痛みが広がらないように安静にしましょう。

ぬるま湯でうがいをすること

痛みの原因が、虫歯がある場所に食べ物のカスや歯垢が詰まっている可能性があります。ただ、患部を指で触れば細菌が入り炎症を起こすリスクもありますし、歯みがきをすると、さらに痛みが増してしまいます。

そのため、口内を消毒してくれるぬるま湯で優しくうがいをしましょう。うがいをすることで、消毒だけでなく、汚れも落とすことが期待できます。

うがいをするときは、力を入れず、優しくしましょう。

応急処置後は直ちに歯科医院へ!

今回は、虫歯について、虫歯の原因について、そして、歯が痛いときに痛みを和らげる応急処置方法についてご紹介しました。

応急処置はあくまで「一時的に痛みを和らげる」だけです。歯の痛みがあれば、先延ばしにせず早めに歯科医院にお越しください。

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