目次
はじめに
ドラッグストアで歯ブラシを購入する際、さまざまな歯ブラシが並んでいて迷ってしまいますよね?
いつも使っているからこれにしよう、安いからこれを選ぼう・・などと、とりあえず磨ければいいと思って適当に選んでいませんか?
たかが歯ブラシと思いがちですが、お口の状態に合わせて選んでこそ最大限効果が得られるもの。
その結果、プラークを取り除くことができ、歯周病や虫歯を防止できるのです。
ここでは歯周病を予防するための歯ブラシの選び方や、おすすめの歯ブラシを5つご紹介しましょう。
ぜひ、今後歯周病にならないようにするためにも、ご参考になさってみて下さいね。
歯周病を予防するための歯ブラシの選び方
歯ブラシを選ぶ際に基本となるのはどのメーカーのものを使うかということではなく、どのような形状をしているか・・ということです。
歯ブラシの効果は毛の硬さや材質、長さやカットの形状によって決定します。
このポイントをしっかり押さえておくことで、歯周病だけでなく虫歯も予防できると言われています。
-
毛の材質
市販されている歯ブラシのほとんどは毛がナイロン製です。
中には豚毛や馬毛を使用した高級品もありますが、高ければそれだけ効果があるというものでもありません。
逆に、動物の毛でできたものは見えない穴があいており、そこに細菌が棲みつきやすいので不衛生になってしまうため、あまりおススメできません。
ナイロンはモノフィラメントと言われる単一繊維でできているため細菌が棲みつきにくく常に清潔にできます。
それに、短時間で乾燥させられるのもメリットです。
最近ではポチブチレンと言われる繊維を使った歯ブラシも売られるようになっていますが、これも汚れが付きにくいというメリットがあります。
歯ブラシはできるだけ乾燥しやすい材質のものがおススメです。 -
毛の長さ
実は歯ブラシ選びの最大のポイントは毛の長さだと言われています。
使いやすい歯ブラシかそうでないかは毛の長さによって決まってきます。
たとえ同じ硬さの毛だとしても、長いものと短いものとでは毛のしなやかさに差があるからです。
結論を言いますと、毛は長い方が磨きやすいでしょう。市販されているお子さん用の歯ブラシはお子さんの小さな口に入りやすいよう毛が短くなっていますが、その結果、細かいところが磨きづらいです。
つまり、お子さんも大人用の歯ブラシを使った方がいいこともあります。 -
毛の硬さ
毛の硬い歯ブラシを好む方は多いですが、歯ブラシの毛はふつうを選ぶことをおススメします。
柔らかいとコシがないため磨きづらいですし、硬いと狭いところを磨きづらいためあまり効果を得られないからです。ただ、好みの硬さのものがあるなら、毛の長さを考えて選ぶようにしましょう。 -
カットの種類
歯ブラシの毛のカットの種類も、細かいところを磨くためには大切な要素だと言えます。
一直線にまっすぐカットされた歯ブラシと、ギザギザした形のものでは歯と歯の間への入りやすさに差があります。ギザギザしている歯ブラシの方がおススメでしょう。
歯周病は虫歯と同じで歯と歯の間から進行するため、ここをきちんと磨くことが大変重要だからですね。
以上のことをまとめてみますと、歯周病を予防するための歯ブラシ選びのポイントは
ナイロン製の毛で長さは長いもの、硬さはふつう、でギザギザした毛の形のものを選びましょう。
さらに、歯ブラシ以外にも歯と歯の間にたまったプラークをしっかり落とすためにもデンタルフロスを併用しましょう。
これを使えば歯並びが悪い方でもしっかりと歯と歯の間をきれいにすることができるからです。
歯周病にオススメの歯ブラシ5選
CURAPROX
このクラプロックスという歯ブラシはブラシの部分が束状になっており、歯ぐきに優しく磨けるメリットがあります。
スイスで生まれた歯ブラシで、一般的な歯ブラシの毛の本数は600本程度ですが、この歯ブラシの場合5,500本程度も毛があり、つまり密度が一般的な歯ブラシの10倍もあります。
なので、歯を磨くというより歯と歯ぐきの間をマッサージするようなイメージで磨くことができる商品です。
また、この歯ブラシは一般的な歯ブラシで磨きづらい方にオススメの歯ブラシです。
ルシェロOP-10
この歯ブラシは人気のルシェロシリーズの歯周病向けに作られた商品です。
ブラシがドーム状にカットされていて一般的な歯ブラシと比べると角がないので、歯ぐきに刺激を与えにくい作りになっています。
さらに、毛が0.1ミリと超極細で歯ぐきに優しくブラッシングできます。
一般的な歯ブラシだと痛くてブラッシングしづらい方にオススメの歯ブラシです。
DWNT.EXシステマ44M
この歯ブラシはポピュラーなタイプですが、毛のカットの仕方がとても理想的なタイプだと言われています。
一般的な歯ブラシを使っている方だと小さく感じるかもしれません。
歯と歯の狭いところにもきちんと届いてくれるのがメリットです。
ソニックケアダイヤモンドクリーン
これは有名なソニックケアシリーズです。
中でもダイヤモンドクリーンは最上位機種で、価格は高いですが替えブラシが最初から付いていたり、持ち運び可能なケースが付いており、歯ぐきをマッサージできたり、ホワイトニングできたり・・と、さまざまな機能を兼ね備えているのでお得です。
KISS・YOU極細コンパクト
この歯ブラシはイオン歯ブラシで電池を収める部分が多少大きいタイプです。
イオン効果でしっかり汚れを落としてくれるスグレモノです。
まとめ
日ごろのブラッシングではご自分のお口の中の状態に最適な歯ブラシを選ぶことが重要ですが、気を付けることが他にもあります。
まずは磨き方です。
効果の高い歯ブラシを使っても磨き方が悪いと効果がなくなってしまいます。
正しい磨き方を行うためにはクリニックでブラッシング指導を受けるのがおススメ。
次は
こまめに歯ブラシを交換することです。
毛先が広がってしまった歯ブラシを使うと、新しいものと比べてプラークを落とす効率が4割も落ちると言われており、交換の目安としては1ヶ月程度がベストです。
ここでご紹介した歯ブラシ選びのポイントを押さえていただき、歯周病知らずの毎日を過ごして下さいね!