もしかして歯周病?早めに気づくためのチェックポイント8つ

30歳以上の日本人の8割以上が罹患しているという歯周病。

“生活習慣病”ともいわれるくらい、その罹りやすさは日常生活と密接に関係しています。

毎日使う歯ですから、いい状態で維持して、一生、入れ歯などに頼らず自分の歯でバリバリ食べ続けたいですね。

歯を失う大きな原因となる歯周病にもしも罹っているとしたら、少しでも早く気づいてケアをしたいものです。

でも、自覚症状がない歯周病に、どのようにして気づけばよいのでしょうか。

8つのチェックポイントはコチラ

【チェックポイント1】こんな生活習慣が身についていませんか?

【チェックポイント2】歯科医に行ったのは何年も前ではありませんか?

【チェックポイント3】朝、目が覚めると口の中が粘ついていませんか?

【チェックポイント4】歯茎に違和感はありませんか?

【チェックポイント5】歯が長くなったような気がしませんか?

【チェックポイント6】歯が動くような気がしませんか?

【チェックポイント7】全身疾患はありませんか?

【チェックポイント8】口呼吸や歯ぎしりはしていませんか?

【チェックポイント1】こんな生活習慣が身についていませんか?

歯周病は歯茎の血行が悪くなったり、身体の免疫力が低下しているときに発症したり進行したりします。

喫煙の習慣があったり、睡眠不足運動不足で疲れやすくなっていたり、過度のストレスにさらされていたりする方は、お口の中にしわ寄せがきているかも知れません。

また、歯磨きをしなかったり、していても適当だったりすると歯垢が溜まりやすくなり罹患率が高まります。

また、不規則な食生活栄養が偏るのもいけません。

鉄分、たんぱく質、カルシウム、ビタミンAやCなどは意識して摂るようにしてください。

【チェックポイント2】歯科医に行ったのは何年も前ではありませんか?

「虫歯はもう治療してあるよ」という方も、最後に歯科医に行ったのはいつでしょうか。

治療をした歯も、長い年月の間には被せ物が割れたり摩耗したりして再発している場合もあります。

歯周病は歯と歯茎の間に溜まった歯垢(プラーク)の中に細菌が増殖し、その毒素によって歯茎の炎症が起こります。

歯や詰め物が欠けていると、その部分に歯垢が溜まりやすく、菌の増殖を促してしまします。

特別痛いところがなくても、定期メンテナンスだと思って受診し、プロのクリーニングを受けてください。

【チェックポイント3】朝、目が覚めると口の中が粘ついていませんか?

お口の中が粘つくのは、細菌性の歯垢(プラーク)またはバイオフィルムのせいです。

バイオフィルムは、唾液に含まれる糖タンパクが歯の表面に薄い膜をつくり、その上にミュータンス菌(虫歯菌)がショ糖を使ってネバネバした物質を作ってできあがります。

口腔内の栄養、水分、温度ともに満たされた環境の下、ネバネバの中で特に悪玉の細菌(歯周病菌)が増殖します。

バイオフィルムは、抗菌薬や唾液中の抗菌成分が効きにくく、磨いて落とすしかありません。

バイオフィルムが唾液や血液の無機質成分を吸って固まったものを、歯石と呼びます。

増えた歯周病菌がだす毒素が、歯茎を腫らして血や膿を出し歯周の骨を溶かす原因となりますので、お口の中がネバネバしていると、まず歯周病になります。

【チェックポイント4】歯茎に違和感はありませんか?

健康な歯茎はキュッと引き締まり、きれいなピンク色をしています。

逆に歯周病に罹り始めると、歯茎が赤く腫れていたり、歯茎がぶよぶよしているような感じがしたり、歯茎が黒ずんでみえたりします。

歯磨きをして血がでる場合は、すでに症状が進んでいます。

入れ歯をしている方は特に、「入れ歯を入れている違和感だから」と見過ごしがちです。

注意して歯茎を見る習慣をつけてください。

【チェックポイント5】歯が長くなったような気がしませんか?

歯周病になると、歯茎が溶かされてだんだん下がっていきます。

その分歯が伸びて長くなったように見えます。

また、歯に食べたものが詰まりやすくなったら、歯茎が痩せてきている兆候かもしれません。

歯周病を疑ってみてください。

【チェックポイント6】歯が動くような気がしませんか?

なんだか歯が揺れているように感じたら、かなりの危険信号です。

硬いものが食べづらくなっているのに、あまり噛まずに丸のみしてごまかしていませんか。

歯周病が重度になると歯だけでなく顎の骨まで溶けてしまいます。

すぐに歯科医を受診してください。

【チェックポイント7】全身疾患はありませんか?

歯と全身の状態は密接につながっています。

歯周病になると歯茎から細菌の毒素が血管内に入り全身疾患を悪化させたり、全身疾患のせいで歯周病が進行したりします。

特に要注意なのが糖尿病

糖尿病の方は免疫力が低下していますし、インスリンの分泌がうまくかずに血液中に残った糖が糖化タンパク質を作ります。

糖化タンパク質が免疫細胞を刺激して炎症性の物質を出させるので歯茎の炎症が進んでしまいます。

その他にも動脈硬化や心筋梗塞、骨粗しょう症などとも相乗的に悪化します。

これらの病気と診断された方は、すぐに歯周病をケアを始めてください。

歯周病が改善することで、全身疾患のほうもよくなることが分かってきています。

また、このような大きな病気にかかっていない方も、「風邪をひきやすくなった」「貧血ぎみだ」と感じたらすぐに歯周病を疑ってみてください。

免疫力が落ちている証拠なので、さまざまな病気が悪化しがちです。

「まぁ、いいか」「今じゃなくても」が最大の落とし穴です。

気になることがあるのは、身体からのサインです。その声をきちんと聞いてあげるようにしましょう。

【チェックポイント8】口呼吸や歯ぎしりはしていませんか?

ついつい歯ぎしりしてしまう方は、顎と歯に負担をかけ歯茎を弱らせてしまう原因となっています。

また、歯ぎしりで歯が摩耗したり欠けたりすると、そこに菌が繁殖しやすくなります。

歯ぎしりをする方は寝る時にマウスピースをするのもよいそうです。

口呼吸をしがちな方も口の中が乾燥して菌やウィルスが体内に入りやすくなります。

お口の中は、だ液で適度に潤っている状態が理想です。

口腔内が乾燥しがちな方は、ガムを噛むなどしてだ液をだすよう心がけてみてください。

まとめ

チェックポイントのうち、ひとつが当てはまるくらいなら深刻な状態ではないと思いますが、当てはまる個数が増えるごとにリスクは増しますので、できるだけ早めに歯科医の受診をおすすめします。

歯科医は、歯にトラブルが起こる前に行った方が、安く・早く・痛くなく済みます。

これをご覧の方は「歯周病かも」「歯周病になったらこわいな」と思っていらっしゃる方だと思います。

上記のチェックポイントに当てはまることがなくても、安心のために受診しておくのもひとつの手です。

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